Patisserie Hosokoshi

03-5344-9782 東京都杉並区西荻南1-16-19

FOLLOW US ON INSTAGRAM

9月 2021

南フランスにて。何百いや、何千粒グラッセ(糖衣がけ)しただろう。フランス人はマロングラッセが大好きだ。プロバンス地方でフルーツの砂糖漬けの美しさと味わいに感動した。時間と手間暇をかけて何週間もかけ、フルーツの色合いや形をそのまま保ちながら糖度を上げていく。その技術力と、受け継がれている伝統を目の当たりにした時、マロングラッセの本当の価値を理解出来た。伝統を知らずして評価は出来ない。日本の食文化も然り。渋皮煮や甘露煮もそれぞれに良き風味と味わい。ケークの中には2種類をギッシリと閉じ込めて焼き上げた。装いは思い出のマロングラッセ風。高温のオーブンに通し、秒で見極めた透けるような糖衣からは、程よくバニラとラムが香る。この時期だけの一品。

今年も和栗の季節がやって参りました。全国各地から取り寄せ吟味した中より、最も風味が強い和栗を使用。中には甘さと脂肪分を抑えたホイップクリーム。センターには食感の楽しい甘露煮、トップには柔らかい渋皮煮を。朝焼きパリッパリッのパイ生地タルトが、全体のバランスをしっかりと受け止め、満足感のある一品です。毎日、数量限定でのご用意となります。

季節の移り変わり。人が求める塩分、糖分も変わりゆく。同じメニューでも通年同じには作らないようにしている。シチュエーションによって曲を弾き分けるように、ルセットも常にテンポを変えていきたい。上下二枚のビスキュイ。存在感を持たせるよう、2種類を忍ばせた。マスカルポーネクリームもより風味豊かな甘さに。一度お召し上がりの方も、是非ご賞味下さいませ。